夏に生まれた甥っ子のリクエスト。
蔵の奥に眠っている漆塗りの御膳を引っ張り出して、ここは母の出番。食材は畑や冷蔵庫にあるもので。緑は庭にある南天やゆずりは。
何年に一度しかない行事をさらさらっとこなす術は流石だな、といつもうなってしまいます。
2012/12/28
2012/12/24
2012/12/20
2012/12/18
きまもり
2012/12/12
2012/12/09
2012/12/08
冬支度②
高い山のない能登でも、海岸沿いと山間とでは積雪量がずいぶん違います。標高が低いのに加え、強風と潮風で
春まで真っ白、ということは滅多にありません。でもその海べりからほんの数キロ里山に入れば雪国。世界が変わったように真っ白になります。神社の冬支度も入念。ここはいったい何メートル積もるんだろう?
2012/12/06
外浦海岸
2012/12/02
冬支度
仁行という山間で紙すきを営んでいる遠見さんを尋ねました。雪が積もってしまう前にあれやこれやとある仕事の一つ、年賀状用のはがき漉き。一年に一度しか来ないので要領を思い出した頃にいつも終わってしまう。
こうぞ(和紙の原料)の入った水桶からすくって上げるだけというシンプルな作業は、素人ながらに自然と気持ちが凛とします。
こうぞ(和紙の原料)の入った水桶からすくって上げるだけというシンプルな作業は、素人ながらに自然と気持ちが凛とします。
2012/11/25
2012/11/24
2012/11/23
いのちの食べ方
『活鶏を絞めるというと、 もしかすると野蛮に聞こえるかもしれまん。しかし、 珠洲では30年程前まで多くの家庭の庭先で鶏を飼っていたと聞き ます。肉屋さんやスーパーマーケットができてからは、 自宅で鶏を飼う人も減り、 今では鶏肉や卵は食品としてお店で買うもの。この企画を通して、 改めていのちをいただくということについて皆で考えてみるのはい かがでしょうか。』
ワークショップに参加しました。一つ一つの命ははたくさんのいのちに支えられているのだ、と思うのです。
ワークショップに参加しました。一つ一つの命ははたくさんのいのちに支えられているのだ、と思うのです。
2012/11/19
2012/11/18
2012/11/14
あったか食堂2012
2012/11/10
2012/11/08
収穫スタート(役者ダイコン)
肥料をあげなくてもいい、除草しなくてもいい、なんてラクチン農法を見かけたので、青首役者大根で挑戦。残暑で発芽が揃わなかったものの、虫取りも草取りもせず一人前になりました。大きさといい、キメの細かさといい、甘みといい、二重丸。
ただ、手のかからない子は物足りなさが残ってしまうのが難点。
ただ、手のかからない子は物足りなさが残ってしまうのが難点。
2012/10/27
宝探し
入口の杉やアテの薄暗いエリアを過ぎれば、クヌギやナラのどんぐりエリアに到着します。ここがスタート地点。尾根や谷の地形、山境に置かれた大きな石、幹や枝に特徴のある雑木、ポツンと現れる赤土の松林。腐葉土のいい香りと枝葉からこぼれる午前中の日差しの中を昨年までの記憶をたよりに進みます。蜘蛛の巣にひっかかったり、急傾斜を滑りながら下ったり、鎌でイバラ切りながらすすんだり、結構なトレッキングです。
今年はキノコが不作のようで収穫はあまりなかったのですが、森の大きな循環に触れて何か浄化されたような充実感が残りました。
今年はキノコが不作のようで収穫はあまりなかったのですが、森の大きな循環に触れて何か浄化されたような充実感が残りました。
2012/10/25
ギフト
2012/10/23
そらまめまき
2012/10/21
2012/10/17
落花生
ピーナッツがぷっくりおいしそうな芽を出してスーッと枝をつければ、黄色い小さな花が咲きます。この後が面白い。枝の節から茶色い足がニョキッと伸びて地面の中に入り込みます。この伸びた先が土の中で落花生となるのです。
野菜はみんな生きているけれど、落花生は特にその根っこの枠を超えてしまいそうな個性を感じます。
野菜はみんな生きているけれど、落花生は特にその根っこの枠を超えてしまいそうな個性を感じます。
2012/10/15
2012/10/14
2012/10/08
敬老会
日曜日はかぶと地区の敬老会。
参加資格は80歳以上。ここでは70代はまだまだ青二才のようです。普段農作業の方もジャケットや着物で参加されます。ほんの2時間ほどの行事ですが人生の諸先輩方が一堂に会する貴重なチャンス。昨年は初めてお話ししたおじいちゃんが俳句を詠んでくれたし、今年は熊野商店のおばあちゃんが作詞作曲した歌をアカペラで披露してくれました。毎日を丁寧に繰り返すってこういうことなんだろうな。
参加資格は80歳以上。ここでは70代はまだまだ青二才のようです。普段農作業の方もジャケットや着物で参加されます。ほんの2時間ほどの行事ですが人生の諸先輩方が一堂に会する貴重なチャンス。昨年は初めてお話ししたおじいちゃんが俳句を詠んでくれたし、今年は熊野商店のおばあちゃんが作詞作曲した歌をアカペラで披露してくれました。毎日を丁寧に繰り返すってこういうことなんだろうな。
2012/10/03
2年目のアスパラガス
アスパラガスは種まきから始めると、収穫までに3年かかります。根っこが成長するのを待つからです。細いのも食べられますが、欲に負けてしまえば葉をつけないので結果根っこも太りません。我慢の3年を乗り越えれば手入れもそこそこ、10年ほどあまーいのが春先にニョキニョキ顔を出してくれます。ただしここでもちょっとだけ我慢。来年のために数本は残しておかないと、肝心の根っこが育ちません。
地に足つけて。
じっくりゆっくり。
地に足つけて。
じっくりゆっくり。
2012/09/26
2012/09/22
2012/09/17
店長のスイカ
レストラン「象の家」の店長にかかれば、どこにでもあるスイカが緑と白と赤のグラデーションで浮かび上がる花になってしまいます。「象の家」は学生時代のアルバイト先。タイのこと、旅のこと、料理のこと、仕事のこと、人生のこと。とにかくよく話し、よく笑った記憶しかありません。そういえば店長はお玉片手に厨房でよく踊ってたっけ。
数年ぶりにランチに伺ったら嬉しいサプライズ。 ごちそうさまでした。また遊びにいきますね。
数年ぶりにランチに伺ったら嬉しいサプライズ。 ごちそうさまでした。また遊びにいきますね。
2012/09/13
確かなもの
ときどき今ある確かなものを見失いそうになる。日々の生活に追われていると、一瞬一瞬通り過ぎてゆく大切なものを見逃したり見過ごしたり諦めたり。
見逃した時はその時の状況を
見過ごした時はその時の心持ちを
諦めた時はその時の情熱を
抱えたまま、また日々の生活に追われてみるのもいいのかもしれないね。
見逃した時はその時の状況を
見過ごした時はその時の心持ちを
諦めた時はその時の情熱を
抱えたまま、また日々の生活に追われてみるのもいいのかもしれないね。
2012/09/09
日吉丸の洗艇
祖父は生前漁師でもありました。舟も船小屋もずいぶん前に処分してしまいましたが、大漁旗だけは残っていました。せっかくなので襲名したものの、エンジントラブル続き。結局丘にあげてしまっていたのを、今日は洗ってきれいにしてあげました。たいして出航しないので船底は貝だらけ。ほったらかしで、ごめんなさい。
大漁旗あげて海上を走れる日は来るのかなあ。
大漁旗あげて海上を走れる日は来るのかなあ。
2012/09/07
アオリ予報
2012/09/05
2012/09/01
2012/08/31
能登の方言『食べさっし』
「○○さっし」=相手にその行為を促す表現。許可の意味もある。「~しなさい」「~したら?」「どうぞ~てください」。目上の人には「食べてくだっしね」と、丁寧になる。飲む→飲まっし、帰る→帰らっし、行く→行かっし、食べていく→食べてかっし、しないでおく→せんとかっし。。。
この表現、よく使われます。「暑いさかいちょっこし休んでかっし(暑いから少し休んでいったら?)。」標準語だと語尾が上がるのに、方言だと下がります。強引で断りにくい時もありますが、遠慮なく相手の好意に甘えやすい面もあります。女性、特にお母さんがよく使う。寛容で包容力のある表現でもあるということ。かな?
「枝豆ある?これゆでて食べさっし。」畑仕事のおばあちゃん、いつもありがとうございます。
2012/08/25
2012/08/19
2012/08/18
甲曳舟祭
今年の曳舟祭りは裏方に徹しました。
集合は朝6時。担ぎ手不足の助っ人にやってくる大学生のおにぎり作りからスタート。到着時間までに公民館へ運んだら、今度は昼食の準備。カレーでいいんじゃない?なんて軽率に思ってしまいますが、人生の先輩方の献立は、酢の物、枝豆、サラダ、ナムル、きんぴら、揚げ物数種、肉じゃが、お赤飯、素麺、フルーツ…と10品以上。お茶やビールはもちろんキンキンに冷やしておきます。午後は神主さんが回ってくるのに合わせて朱御膳の用意。少しだけ時間が空いたのでお祭りを覗きに行って、暫くもせず後式(打ち上げ)の仕込みに台所へ。と、戻った途端「熱中症が出た~」の連絡で氷とタオルを持って境内の階段をもう一度駆け上がって。結局この日の終了は午後8時。というわけで、男衆を支える流し(台所)の写真を撮り損ねた甲引き船祭り2012。
集合は朝6時。担ぎ手不足の助っ人にやってくる大学生のおにぎり作りからスタート。到着時間までに公民館へ運んだら、今度は昼食の準備。カレーでいいんじゃない?なんて軽率に思ってしまいますが、人生の先輩方の献立は、酢の物、枝豆、サラダ、ナムル、きんぴら、揚げ物数種、肉じゃが、お赤飯、素麺、フルーツ…と10品以上。お茶やビールはもちろんキンキンに冷やしておきます。午後は神主さんが回ってくるのに合わせて朱御膳の用意。少しだけ時間が空いたのでお祭りを覗きに行って、暫くもせず後式(打ち上げ)の仕込みに台所へ。と、戻った途端「熱中症が出た~」の連絡で氷とタオルを持って境内の階段をもう一度駆け上がって。結局この日の終了は午後8時。というわけで、男衆を支える流し(台所)の写真を撮り損ねた甲引き船祭り2012。
2012/08/15
曽良の盆灯
お隣の集落・曽良(そら)であった灯りのイベントまで夜のサイクリング。
108つのランプシェードがあるお寺へ向かう道手前1キロあたりからは道の両脇に出迎えるような小さな灯りの連続。見物客の引いた時間に遅刻したのが思いがけずいい空間となっていました。
普段は街灯の少ない寂しい道に並ぶ灯りは際立って幻想的。そのあい間あい間でいつもなら布団に入っているおばあちゃんたちが井戸端会議に興じています。聴けばお寺だけのイベントが集落の共感を得て年々灯りの数が増えていったのだそう。
かつてのメインロードがこんな風に広がって、20キロを繋げば、灯りと人と、人と何かもがゆっくり繋がっていくようなそんな小さな灯りたちでした。
108つのランプシェードがあるお寺へ向かう道手前1キロあたりからは道の両脇に出迎えるような小さな灯りの連続。見物客の引いた時間に遅刻したのが思いがけずいい空間となっていました。
普段は街灯の少ない寂しい道に並ぶ灯りは際立って幻想的。そのあい間あい間でいつもなら布団に入っているおばあちゃんたちが井戸端会議に興じています。聴けばお寺だけのイベントが集落の共感を得て年々灯りの数が増えていったのだそう。
かつてのメインロードがこんな風に広がって、20キロを繋げば、灯りと人と、人と何かもがゆっくり繋がっていくようなそんな小さな灯りたちでした。
2012/08/13
かぶとの花火
2012/08/12
你好!
今週は中国出身の春永さんが来能登。彼と知り合ったのはかれこれ10年前、富士山の麓にある日本語学校でした。それぞれ場所を変えたり仕事を変えたり家族が増えたりと、それなりの10年を過ごしてきても、会えば一瞬でアップデートされてしまう。彼の記憶の私はまだ「先生」で、私の記憶の彼はまだ初級1クラスだったりするのも愉快。再見!
2012/08/10
2012/08/07
夕やけこやけ
6時と12時と5時の1日3回、時計替わりに音楽が流れます。
「あ、これ知ってる!カーラースといーっしょにかえりましょー♪
ここはリアルトトロワールドだねえ」
メキシコ人のフリオが5時の夕やけこやけを当たり前のように歌っていました。
「あ、これ知ってる!カーラースといーっしょにかえりましょー♪
ここはリアルトトロワールドだねえ」
メキシコ人のフリオが5時の夕やけこやけを当たり前のように歌っていました。
中南米の日系人で興味深いのは半世紀~一世紀前で時間の止まったような面を持っていることです。婦人会や青年団があったり、干支の話題で盛り上がったり。なんだか懐かしくて笑ってしまいます。インターネットがなければ太平洋は果てしなく大きい。果てしない先で日本人コミュニティを作って文化を伝えようと工夫して、あんな事やこんな事もあったけれど、一同にグルリと回って戻ってきて、今ここに集まってしまったような夕やけこやけなのでした。
2012/08/01
オラ!アミーゴ!
2012/07/27
2012/07/25
蓮畑
ベトナム語で蓮の花=Hoa sen。蓮は余すことなく使われています。蓮根はもちろん、茎はサラダ、実はごはんに。花はお茶の香り付けに、葉っぱはご飯やおこわを包んで蒸したり、蓮の葉茶にも。
偶然見つけた蓮畑でサイゴンへトリップ。
2012/07/22
ボンジーヤ!
電車好きのけんちゃん(5歳)は運転席と同じ景色を楽しめるのと鉄道がお気に召したよう。地球の裏側にある大都会で暮らす彼には珍しいことばかり。トンボやカエル、田んぼと海、木の家に畳、線香花火や蚊帳、長い神社の階段。。。
日本の風景の記憶に一つでも残ってくれると嬉しいな。
2012/07/16
2012/07/13
2012/07/11
探検隊結成
畑へジャガイモをとりに行った帰り道はショートカットでちょっと冒険。
草がうっそうとしてけもの道も危うかったり、濡れた木の橋は滑りやすかったり、けんかばかりの二人もこんな状況なら臨時同盟を結んだような一体感に変身。
転んで擦り傷ができたり虫にさされたりしても、こんな日はお母さんには内緒もなんだか嬉しかったりして。
おやつは採れたて揚げたてポテトチップス。
「すごい!コンビニのと同じ味がするう!!」
・・・。
いのちの基本は食でございます。
コンビニなんかに負けないぞー
草がうっそうとしてけもの道も危うかったり、濡れた木の橋は滑りやすかったり、けんかばかりの二人もこんな状況なら臨時同盟を結んだような一体感に変身。
転んで擦り傷ができたり虫にさされたりしても、こんな日はお母さんには内緒もなんだか嬉しかったりして。
おやつは採れたて揚げたてポテトチップス。
「すごい!コンビニのと同じ味がするう!!」
・・・。
いのちの基本は食でございます。
コンビニなんかに負けないぞー
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