2012/02/29

手前味噌のできるまで その3

いよいよ大豆をつぶします。
時間も手間もかかるすり鉢を使うことにしました。すりこぎを回す時間は単調ですが、だからこそゆっくり丁寧に繰り返す中でいろんなことが頭を巡るので好きな作業です。誰かと一緒であれば、普段聞けない話が聞けたりする時間でもあります。

 すりあがった大豆はを温かいうちに塩糀と混ぜ、隙間なく瓶に入れればできあがり。おいしくなってね!

2012/02/28

手前味噌のできるまで その2


一般家庭のキッチンで大豆を煮るのは3日間の大仕事。
まず大樽に水をくんで一晩おきます。それからその大樽に大豆を一晩つけてもどします。ぷっくりもどった大豆を大鍋でコトコト煮ること10時間、指で簡単につぶせるようになったらOKです。
家中に広がるにい~いにおいにつられてヒジキ煮用に一すくい拝借。

2012/02/27

手前味噌のできるまで その1

お味噌の材料は豆、糀、塩の三つ。
まずは材料の仕入れから。豆は直売所から地物を購入。自家栽培100%!は手が回らずまだ夢の段階です。塩は安価なほうの「能登の塩」。珠洲の塩100%!は手が届きそうもないので夢のまた夢。
糀は近くのかぶとみそのものを使っています。必要な糀と同じだけのお米を持って行くと、半値以下で交換してくれるというシステムがお気に入り。糀が手に入ったらすぐに塩と混ぜておきます。

2012/02/25

はーるよ来い

気温はまだまだ10℃を上回りませんが、冬独特の灰色は少しずつ通り過ぎて、朝の海もいよいよ春の気配。森の木も芽吹き出すし、ヨモギやフキノトウも顔を出します。春夏野菜の種まき準備もそろそろ。

春はうずうずします。

2012/02/23

粕汁セット



酒粕は輪島にある白藤酒造のもの。
岩のりは海女さんマークの輪島産。
お味噌は手前味噌。

まだまだ寒い朝にはこれ。


2012/02/19

ご挨拶続き

神社の麓に引っ越したからは、神様にご挨拶。

でも海に突き出てある円山(おおやま)のてっぺんにある神社は、
今の季節雪をかき分けないとたどり着けないはず、とスキー場の格好で挑みました。
けれど200段くらいある参道は、途中木が屋根になって思ったより歩きやすく、しかも視界はぐるり360度森なのにさざ波も聴ける快適な雪山散策コース。穴場スポット発見。

2012/02/14

ご挨拶

引っ越しのご挨拶に手ぬぐいを選びました。

ご近所さんは自給力の高い方ばかり。先週は雪の下ダイコン片手に歩くおばあちゃんとすれ違いました。日曜日は縁側でさし網かな?魚を捕る網を手入れするおじいちゃんを見かけました。こんなデザインの手ぬぐいをほっかむりに畑してくれたら素敵、なんて密かな期待も込めてご挨拶。よろしくお願いします。

2012/02/12

築85年の新居

2キロほど引っ越しました。
加夫刀比古神社参道の脇、背中に杉林、庭には赤と白の南天の木がたたずむ坂の途中の古民家。ご先祖さまのお名前は入口さん。

風の凪いだ日は2階からかぶとの海が臨めます。
お天気の夕暮れはキッチンの窓から西日が差します。

2012/02/09

本日のお通し

蒸し牡蠣にございます。

殻付きのまま10分ほど蒸しただけですが、海から揚げたばかりですので、塩加減もちょうどよく仕上がっております。


お熱いうちにどうぞ。

2012/02/04

柚餅子談義

昔ながらのお菓子・丸柚餅子とチーズの融合です。

中浦屋さん主催の柚餅子談義に参加してきました。お菓子ではなく食材としての丸柚餅子をごしょうばん。柚子の香りとほんのりした甘みがチーズや塩・胡椒に合って、なるほど普段の食事にも取り入れたくなりました。ドライフルーツや蜂蜜の感覚で使えそうです。
能登の伝統食は新しい視点が入るとおもしろい。こんかいわしはアンチョビ、ひね寿司のお米はチーズ、いしりはステーキの下味に。身近な食材がワールドワイドに展開されます。

2012/02/02

能登の方言「いいがにしといて」

「いいがにしといて。」
「いいがになったけ?」
「いいがになったわ。」

「いいがに」=everything is OK.
どういう風に「いいがに」なったか、確認しないことも結構あります。結果よければ…というより、普段の人間関係が濃いのかなあ。シンプルなものはごまかしが効かないのと似ています。もし手抜きがあると「いいがになった?」に、迷ってYesと答えられません。「お客さん来るし、いいがにしといて」と頼まれた雪かきなら、アスファルトが見えるほどに仕上げたくなります。