2012/07/27

至福の図


今年の成功は鳥害がほとんどないことです。

おいしいモノが好きなのは人も鳥も同じで、赤みがかかり出した頃から狙われてしまうイタチごっこ。けれど不思議なことに今年は糸も網もしないのに、緑の中の赤は遠くからでも目立つのに、被害がほとんどないのです。まさか美味しくないの?とかじってみればフルーツのように甘いし…はて。
どうやら自然栽培を真似て雑草を極力取らなかったのが功を奏した模様。ベテランのおばあちゃん達が見ればなげくだろう草原のような畑は、鳥たちもマサカと気づかなかったのかも。それを証拠に一区画を耕耘した翌朝、赤い実がアチコチに転がっていました。鳥害でニンマリしたのは初めて。オクガフカイ!

2012/07/25

蓮畑


ベトナム語で蓮の花=Hoa sen。蓮は余すことなく使われています。蓮根はもちろん、茎はサラダ、実はごはんに。花はお茶の香り付けに、葉っぱはご飯やおこわを包んで蒸したり、蓮の葉茶にも。

偶然見つけた蓮畑でサイゴンへトリップ。

2012/07/22

ボンジーヤ!

今週のお客様はブラジルサンパウロより。一時帰国の時間を能登旅に選んでくれました。

電車好きのけんちゃん(5歳)は運転席と同じ景色を楽しめるのと鉄道がお気に召したよう。地球の裏側にある大都会で暮らす彼には珍しいことばかり。トンボやカエル、田んぼと海、木の家に畳、線香花火や蚊帳、長い神社の階段。。。
日本の風景の記憶に一つでも残ってくれると嬉しいな。

2012/07/16

お醤油の素

「おいしいんですよ。」


サクラ醤油の谷川さんからいただきもの。コーヒーフィルターでゆっくり濾せば、なんとおウチで絞りたて醤油が味わえるそう!
もったいなくて暫く開けられそうにありません。

2012/07/13

夏近し

なぜだかトマトを作るのが好きです。
雨にも負けず風にも負けず木でしっかり熟したトマトは眺めててもあきません。

今年もあまーくしあがってます。

2012/07/11

探検隊結成

畑へジャガイモをとりに行った帰り道はショートカットでちょっと冒険。
草がうっそうとしてけもの道も危うかったり、濡れた木の橋は滑りやすかったり、けんかばかりの二人もこんな状況なら臨時同盟を結んだような一体感に変身。
転んで擦り傷ができたり虫にさされたりしても、こんな日はお母さんには内緒もなんだか嬉しかったりして。

おやつは採れたて揚げたてポテトチップス。
「すごい!コンビニのと同じ味がするう!!」


・・・。
いのちの基本は食でございます。
コンビニなんかに負けないぞー

2012/07/07

藤巻の空


『遥かなる旅路に幸あれと今は唯祈ります。大正四年生まれの私にすれば海を渡ってゆく国は矢張り遠い。思いだけは空を飛んでいきます。異国の空の下どんな思いの日々を送っているやら。何となし又年を重ねるのかしらと何やらむなしい気持ちです。その反面元気なあなたに今一度逢いたいとの思い切なる時もあったり。
夕日に映える山の紅葉も寒空に散って庭一面時をせかせてカサコソカサコソと冬近き昨日今日です。
元気でね。』

数年前ホーチミンに滞在していたとき、たどたどしいアルファベットの宛名を裏返すとアートのような毛筆の差出人で何度も手紙が届きました。家族という根っこがどっしり存在しているから、日々を楽しく暮らせる。大変なことも笑い話にできる。人を信じることができる。そしてその延長線上にたくさんの良い出会いが待っているのだと、最近よく思います。

おばあちゃん、ありがとう。またね。




2012/07/03

自然栽培成功?

「雑草を生やすと害虫が増え病気になると言われていたことは、じつは雑草を生やすからではなく、土を耕し肥料を用いることで畑が昆虫の産卵場になっていることが原因です」
(『野菜の自然栽培入門』徳野雅仁より)

ならば!と青虫だらけになるキャベツで試してみたところ、なんと出来ちゃいました。耕しはしたものの、かけた手間といえば見守るくらい。頑張ったねえ、と収穫したその食味は甘くやわらかい。唯一の難点は「忙しいだろうけれど、草取り頑張りなさい」とおばあちゃん達を心配させることです。

2012/07/01

一休み

やーっと雨が降りました。
梅雨なのにまとまった雨がほとんどなく、「降らないねえ、降らないねえ」が挨拶になるほど。

畑の野菜たちが安堵したように、
たくさんの思いや祈りが届いて安堵を迎えられますように。